2015年02月19日

257 世界一周した最初の女性の話

インフルエンザがやっと治ったと思いきや、また風邪を引いてしまいましたトホホホ
私は引きが強いのか?そんなの嬉しくないわ。宝くじでも買ってみようかしら。


風邪で弱ってるときはほぼ引きこもりですので
ネットで拾ってきたり、本棚の本をひっくり返したりします。
そんな中でとても気になった話をご紹介。


沖縄でもよく見かける花、ブーゲンビリアに関係しますが、
タイトル通り、世界を一周した最初の女性の話でございます。

彼女の名前はジャンヌ・バレ(Jeanne Baret) フランス人です。


1768年のルイ・アントワーヌ・ド・ブーガンヴィルの世界一周探検航海に植物学者として
参加したフィリベール・コメルソンの助手及び看護役として乗船しました。

当時の航海で女性の乗船は許可されませんでしたので、彼女は男性と偽って船にもぐり込みました。
なんとも艶っぽい話でありますが、
当時の船乗りの間では「女性が乗った船は船の女神が嫉妬して沈めてしまう」と信じられていたので
見つかれば即、船を下ろされるか下手したら殺されてしまう状況での船旅はとても覚悟がいったでしょう。
元々、ジャンヌ・バレはコメルソンの女中をしていて、固い信頼関係(と言っておこう)があった上での乗船でした。

コメルソンとジャンヌ・バレには調査機材や資料を管理するため、特別に広い船室が与えられ、様々な寄港地で動植物の採集を行いました。
そのなかで発見された植物の一つがブーゲンビリアです。
航海の隊長であるブーガンヴィル氏にちなんで名づけられました。

ジャンヌ・バレはなんとかごまかしつつ航海を続けましたが、
ついに女性であることが露見し、コメルソンの体調不良も相まって
アフリカのマダカスカル沖にあるモーリシャスで船を降りることとなりました。

コメルソンを看取った後、なんやかんやあってフランスに戻ることができたジャンヌ・バレは
世界一周した最初の女性として華々しく迎えられましたが、
植物学者としてのキャリアを続けることはなく、夫と鍛冶屋を開いて慎ましく暮らしたようです。



植物には色んなドラマがありますね。

ちなみに、このお庭は沖縄で見つけた園芸店?ですが、
全然ウェルカムな感じが無かったため、外から見つめるので精一杯だったことをお伝えします。


<参考資料>
ウィキペディア先生
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AC
海賊物語 ジャンヌ・バレ
http://taleofpirates.info/barre.htmlhttp://taleofpirates.info/barre.html
ブーゲンビリア発見の裏話
http://aobahigashi.web.fc2.com/bougainvillea3.htm  


Posted by モユ at 11:04Comments(0)植物

2015年02月16日

256 サボテンの水栽培

今日は久しぶりにサボテンの話。

寒くて外に出れないので、今の時期は窓辺のサボテンや多肉植物が癒しです。
そんなサボテン、水栽培できるのをご存知ですか?

ここ数年各所で見掛けることがあり、ほんまかいなと私も挑戦してみることにしました。


使用するのは園芸店で売ってるサボテンの苗。
イベント用に購入したものの余り物です。
品種不明。まあなんとかなるやろ。


苗を鉢から抜き、土を落とします。トゲで怪我しないようにね。
根元に土が残るのでつまようじがあると便利。


綺麗になったら根をばっさりカット!
水栽培に適応した新しい根が出てくるので、古い根は不要です。
根元のあたりに申し訳程度あれば大丈夫。
ついでに痛んだトゲなども落としてね。


水洗いしたら風通しの良いところで3日ほど干します。

トゲや根の取れたところから体液が出てくるのでしっかり乾かしてね。
濡れたまんまにしておくと雑菌が繁殖して腐りますよ~
暑い時期は特に注意が必要です。(多肉のカット苗を全滅させた経験有り★


家に転がってたプリンの容器に入れました。
サボテンがすっぽ抜けない良いサイズ!
大きなガラス容器を使う場合はワイヤーなどで落ちないようにしてあげて下さいね。

水位は根がちょびっと水に着くくらい。
だんだん新しい根が伸びてきたらもっと水位を下げます。

容器の底には根腐れ防止材のゼオライトをひとつまみ。
水の中に液肥を少しだけ入れるのも良いらしい。


う~んキャワユイ!!!
特に中央の赤トゲちゃんがお気に入り。

このサボテンの水栽培、開始してから一ヶ月ほど経っているのですが
ほとんど様子は変わらずぬぼーっと水に浸かっております。

冬は生育ストップするので、暫くはこのままいけそうです。
暖かくなると根も動き出すかな。


はじめての水栽培、どんな経過を辿るのか楽しみだな~
追ってご報告します。


参考にどうぞ。NAVERまとめ サボテンは水栽培がオシャレかも
http://matome.naver.jp/odai/2141394233158250101

  


Posted by モユ at 11:34Comments(0)植物

2015年02月13日

255 世界の洋らん展inにいがた

新潟で2月11日から世界の洋らん展がはじまりました。



このイベントではハンギングバスケットと寄せ植えのコンテストが行われているのですが、
なんと最優秀賞の賞金は50万円

洋ラン展のホームページでは早速入賞作品が発表されていました。
どれもとても素晴らしい作品です。

寒い長野でコンテストレベルの作品を作るには特別な設備がないと厳しいので
今回は出展を見送りましたが、ずっと気になっていたコンテストです。
なんせ賞金がすごい。。

ハンギング、特別な技術をもって長い期間かけて作るものですし、
苗と器材の費用もそれなりにかかります。
こうやって、大々的にコンテストで評価されることは
ハンギングバスケットそのものの価値を底上げしますからとても喜ばしいですね。

ちなみに、同時期に東京ドームで行われている世界らん展の最高賞は賞金200万円だそうです。
去年長野市の粟野原園芸さんが受賞されてニュースになりました。

そんな世界らん展、学生時代に部活の先輩にバイトに借り出されてランの鉢とかを売ってました笑
やたら寒かったけど楽しかった思い出。
珍しいランや高額なプリザがバンバン売れて、おばさま方の購買力に圧倒されたわ。

これかわいいわね?6000円?3つ買っていくわ!みたいな!


ああっ話が脱線




こちらは那覇空港にあったランのディスプレイ。何本立てだ!?
この時期、沖縄でも国際洋蘭博覧会が開催されていて
空港の至るところにランが飾られていました。


welcomeの気持ちを表す花飾り、とっても嬉しい気持ちになります。

今年の長野でもご開帳の年ですので沢山のお客さんを歓迎すべく、
善光寺へと続く中央通りを花で彩る計画が進められています。

どのようなことをするのかはまだヒ・ミ・ツでありますが
私も少し関わっているので、今から楽しみにしていてくださいね♪
  


Posted by モユ at 10:52Comments(0)コンテスト

2015年02月04日

254 立春に生まれて



今日は立春ですね!
ワタクシの誕生日でもあります。いえーい。

ギリギリ昭和生まれのワタクシ、遂にアラサー圏に突入。
風邪の治りの悪さと肌の荒れに年を感じます。

まあ、キレイで品のいいおばちゃんになれるよう。がんばります。
私の周りには目標とする人がいっぱいいるのだ。

自分のやりたい道を究めている人は綺麗だよね。
情報に敏感だからオシャレだし、背筋がシャキッとしている。
あと、笑顔がステキ。周りの人を明るくさせてくれる。

一年一年を大切に過ごせば、憧れに近づけると信じて、前進あるのみ!



インフルで寝込んでる間は、春の計画を考えていました。

ああでもない、こうでもないと、逡巡するのが庭づくりで一番楽しいところかもしれない。
お客様からの依頼がなくては出来ない仕事ですから、機会を頂けることに感謝です。

やっぱり私は「」を作るのが一番好きなのだ。

  


Posted by モユ at 11:20Comments(0)

2015年02月02日

253 沖縄旅行-2 名護市役所はカッコイイ!

沖縄に行ってから数日後、インフルエンザに罹ってしまい
布団でひたすら寝る日々を過ごしております。
そろそろ立派なお腐れ神になれそうです。

移動で貰ったのか、帰ってきてから貰ったのか、どちらか定かではありませんが
娘の保育園でも流行ってますので、ウィルスはそこらじゅうにいるのでしょうね。
皆様もお腐れ神には充分お気をつけ下さいませ。

まあ、熱もぼちぼち下がってきたので、沖縄編の続きです。

美ら海水族館に行く途中、必ず真横を通る名護市役所はCASAとかにもたまに取り上げられる名建築です。設計は象設計集団。有機的な土の香りのする建物づくりが得意なチーム。1981年竣工。



東南アジアの遺跡のようなデザイン。
どこからでも入れるオープンなつくりで周囲には芝生が広がる。


かっこいい。。。
外壁は灰色と赤のツートンだが、沖縄の至る所で見られる赤土の色なので派手だけどしっくりくる。
自然のつくる赤色。
テラスの舗装も赤土レンガなので、地面から建物が立ち上がっているように感じます。
アリ塚のようにモリモリっとね。

赤と緑は補色の関係にあるから、周囲に緑が沢山あるお陰で余計に建物の美しさが引き立つ。


あまり人の通らない通路も凛とした佇まい。


海の方向に向かって並ぶ56体のシーサー 
台風や高潮などの海から来る災厄を追い払おうとしているのかな。
一体一体デザインが違って見ごたえがあります。


開口部から光が降りそそぐ。
晴れた日は光と影のコントラストが楽しめそうだ。


屋根の鳥はヤンバルクイナかな?カワイイ。


ブーゲンビリアの木がはしごに絡みつく。植物のエネルギーは力強い。


ベンチの意匠も素敵
立派な枝振りの木にも惚れ惚れする。登りたくなる木。
私が子どもだったら絶対登ってる。


駐車場にも沢山の木が。
南国の木の樹種はよう分からんが、のびのび育った姿に大切にされていることが伺える。
街の中心でこれだけのスペースを植物に割けるってすごいことですよね。


長野市でも今芸術館と第一庁舎が新しく作られていますが、
名護市役所の建物のように年月が経っても美しく、人々に愛されるような建物になるといいですね。

設計者の槇文彦氏は世界的にも有名な建築家なので、
街の顔となるキレのある建築を期待しております。



パパ~これなに~?

娘は建物よりも、芝生が気になるようです。

  


Posted by モユ at 20:16Comments(0)お出かけ