2020年03月27日
347 イナイナイアートを終えて
茅野市民館で行われたイナイナイアート、3月22日(日)までの会期を無事終えました。
http://www.chinoshiminkan.jp/museum/2019/1205.html
今週末は不要不急の外出は控えましょうとのお触れ。
世の中では色々なことが起こっているなか、このような展示ができたのは本当にありがたいことです。

茅野市民館の正面入口すぐの所に展示させて頂きました。
いくつか作品が並んでいますが、自然素材のものを使った有機的なフォルムの物が集まっていて、
学芸員さん狙って集めたのかしら?って感じ。神様ゾーンと私は勝手に命名。
諏訪湖周辺の街には、諏訪大社を象徴とした、原始的なスピリットが息づいているのでしょう。
松本・安曇野エリアだと道祖神が至るところにあるし、長野には土着の信仰が今も色濃く残されています。

今回展示したヒンメリ「Eight Mountains」と題した作品ですが、
茅野から望む、八ヶ岳をテーマとしています。
八ヶ岳っていうのは連なる峰々の総称であって、八つの山があるわけではないんですけどね。
数学的に見ると、シェルピンスキーのギャスケットという構造です。

これは平面的な意匠ですが、考え方は同じ。
ポーランドの数学者シャルピンスキーさんに因んで名づけられた図形で、
相似の三角形が連なっています。私の大好きなフラクタル!
麦わらが耐える荷重を考えると、このぐらいの大きさがmaxですが、
竹でもっともっと大きいものも作ってみたい。
鱗(ウロコ)模様は日本の伝統文様としてもよく使われますが、
魚や蛇が鱗で身を守ることから、厄除けの意味合いがあります。
ゼルダの伝説のお宝「トライフォース」もこの形なんだけど、
「力」「知恵」「勇気」を表すんだってー!っへー!
今回のヒンメリのデザインは前々から決めていたのですが、
コロナウイルスが蔓延する今の時期においては、図らずとも厄病平癒を願うものとなりました。

片付け手伝ったよ

石田冲さんの作品「ガラスヒンメリと幻想」
ガラスで作ったヒンメリも展示されていました。目玉付いてたりしてね、すっごく可愛いの。
ヒンメリはとても自由なものだなあと改めて実感。

子どもが見て、楽しい、わくわくするアートが沢山ありました。
トイレの上の謎のもふもふ

屋外にも展示あり。素敵なお家に住む龍。
今回、作家と巡るアートツアーは中止となりましたが、ぜひまたの機会に。
イナイナイアートは中京圏からも多くの作家さんが参加されていたようです。
こういった、開かれた発表の場って意外と無いんですよね。
「場」に合わせた作品を作るのは初めてってお話されていた方も何人か。
展示の企画段階のプロセスも含め、面白い展示でした。

諏訪湖畔公園
搬出ついでに毎年恒例三姉妹温泉旅(三女欠席)

3月1日に就航したばかりの遊覧船「スワコスターマイン号」乗ってきました。
平日に行ったのでデッキは貸切。寒かった~
先代の亀さんに比べると味気ない感じですが、これはこれで良し。
横風を逃がすバタバタ構造の窓があったりして、面白い船でした。
http://www.chinoshiminkan.jp/museum/2019/1205.html
今週末は不要不急の外出は控えましょうとのお触れ。
世の中では色々なことが起こっているなか、このような展示ができたのは本当にありがたいことです。
茅野市民館の正面入口すぐの所に展示させて頂きました。
いくつか作品が並んでいますが、自然素材のものを使った有機的なフォルムの物が集まっていて、
学芸員さん狙って集めたのかしら?って感じ。神様ゾーンと私は勝手に命名。
諏訪湖周辺の街には、諏訪大社を象徴とした、原始的なスピリットが息づいているのでしょう。
松本・安曇野エリアだと道祖神が至るところにあるし、長野には土着の信仰が今も色濃く残されています。
今回展示したヒンメリ「Eight Mountains」と題した作品ですが、
茅野から望む、八ヶ岳をテーマとしています。
八ヶ岳っていうのは連なる峰々の総称であって、八つの山があるわけではないんですけどね。
数学的に見ると、シェルピンスキーのギャスケットという構造です。
これは平面的な意匠ですが、考え方は同じ。
ポーランドの数学者シャルピンスキーさんに因んで名づけられた図形で、
相似の三角形が連なっています。私の大好きなフラクタル!
麦わらが耐える荷重を考えると、このぐらいの大きさがmaxですが、
竹でもっともっと大きいものも作ってみたい。
鱗(ウロコ)模様は日本の伝統文様としてもよく使われますが、
魚や蛇が鱗で身を守ることから、厄除けの意味合いがあります。
ゼルダの伝説のお宝「トライフォース」もこの形なんだけど、
「力」「知恵」「勇気」を表すんだってー!っへー!
今回のヒンメリのデザインは前々から決めていたのですが、
コロナウイルスが蔓延する今の時期においては、図らずとも厄病平癒を願うものとなりました。
片付け手伝ったよ
石田冲さんの作品「ガラスヒンメリと幻想」
ガラスで作ったヒンメリも展示されていました。目玉付いてたりしてね、すっごく可愛いの。
ヒンメリはとても自由なものだなあと改めて実感。
子どもが見て、楽しい、わくわくするアートが沢山ありました。
トイレの上の謎のもふもふ
屋外にも展示あり。素敵なお家に住む龍。
今回、作家と巡るアートツアーは中止となりましたが、ぜひまたの機会に。
イナイナイアートは中京圏からも多くの作家さんが参加されていたようです。
こういった、開かれた発表の場って意外と無いんですよね。
「場」に合わせた作品を作るのは初めてってお話されていた方も何人か。
展示の企画段階のプロセスも含め、面白い展示でした。
諏訪湖畔公園
搬出ついでに毎年恒例三姉妹温泉旅(三女欠席)
3月1日に就航したばかりの遊覧船「スワコスターマイン号」乗ってきました。
平日に行ったのでデッキは貸切。寒かった~
先代の亀さんに比べると味気ない感じですが、これはこれで良し。
横風を逃がすバタバタ構造の窓があったりして、面白い船でした。
2020年03月14日
346 茅野市民館イナイナイアート参加中
茅野市民館にて開催中のアートプロジェクト「イナイナイアート」に参加しています。

フライヤーに私の名前が!!!載ってる!!!
公共施設での、作家としての展示・・とっても嬉しいです。
オレは麦わら王になる!と気炎を上げて早1年。ここまで来ました。
願って、口に出して、行動あるのみ!
猪突猛進タイプではありますが、着実に進んでおります。
応援してくださってる皆様に感謝。
で、で、イナイナイアートの話です。
会場となるのは茅野市民館/茅野市美術館。
「茅野」は「ちの」と読みます。「茅」は茅葺き屋根でお馴染みの「カヤ」のこと。
諏訪湖の南側、古代は茅の生い茂る湿原であったのでしょう。
国宝の土偶、縄文のビーナスと仮面の女神が出土した場所と言うと、ピンとくる方もいるかと。
私は大学時代の友人に茅野ちゃんがいるので、スッと読めたけど、難読地名よね。
そんな茅野市民館/茅野市美術館
なかなか素敵な公共施設でございます。
茅野駅直結の超一等地に、多目的ホール・美術館展示室・図書室・カフェレストランが入ってます。
フィンランドにある世界最高の図書館に選ばれたoodiも、こんな感じなんでしょうか。
中庭をぐるっと取り囲むような形の、開放感のある建物。
古谷誠章氏による設計で、開業は2005年。
ちなみに小布施のまちとしょテラソも古谷氏によるもの。

ゆったりと波立つようなファサード

図書室
差し込む影が綺麗
超有名建築家を輩出しまくってる土地柄、建築書が充実していました。
もうね、高校生だったら私絶対ここに入り浸る。。

ひろーい中庭
平成22年には、ここに藤森照信先生による空飛ぶ泥舟が設置されていたんだとか。
http://www.chinoshiminkan.jp/museum/2010/0724/
私もここで巨大インスタレーションやりたい!竹で大きいの作りたい!
建築好きなので、建物のことだけでも延々書けるのですが、
ここの面白い所は、「市民」主導の企画がガンガン行われていること。
http://www.chinoshiminkan.jp/info/2021yoriai.html
来年度の事業提案はただいま受付中!
私が参加するイナイナイアートも茅野市在住の作家さんが起案したものです。
「美術館」っていうと、学芸員さんがキュレーションした美術企画を楽しむのが一般的だけど、
公募型の開かれたアートプロジェクトって珍しいんじゃないかなー。
長野でもやってほしいな。どうなの信濃美術館さんよ。

建物の一角にあった「みんなのかべ」
告知スペースなんだけど、自分で貼って剥がしてねという自由さが良い。
管理者の、市民に対するスタンスが伝わってくる。
搬入の日に見た「時広真吾 舞台衣装展」も凄い良かった。
これも、市民が主体となった企画で、無料の展示だけど、内容が濃い!
会場内で何回かパフォーマンスもあったらしく、衣装を纏って動かれるお姿見たかったなあ。
写真を撮り忘れたのが。不覚。。
書き出すと色々長いタイプなので、塚田の作品はどんなもんじゃいと皆様思われているに違いません。

設置準備中
初めて高所作業車なるものに乗りました。
脚立に乗るのは慣れているから高所は平気な方なんだけど、これはびょんびょん揺れるので怖い!
設置後の写真は。。。どうしよ。。
まだ載せないときます。
テーマは「八ヶ岳」
安易ですね~ふははは。でも、とっても素敵な場所にありますよ。
展示期間は3/22(日)まで。火曜休館です。
展示の詳細はこちらのページにて。
http://www.chinoshiminkan.jp/museum/2019/1205.html
茅野市民館から車でちょっと行くと、藤森先生の作られた神長官守矢史料館・高過庵・空飛ぶ泥舟もありますよー!

神長官守矢史料館
小さい建物を広く見せる工夫がいっぱい。
建築マニアにとっては聖地。

低過庵と高過庵
どちらも外から見るのみ。たまに行われる見学会は超激戦。
低過庵は天井がレールを伝って開閉するらしい。

空飛ぶ泥舟
お天気最高だった!

フライヤーに私の名前が!!!載ってる!!!
公共施設での、作家としての展示・・とっても嬉しいです。
オレは麦わら王になる!と気炎を上げて早1年。ここまで来ました。
願って、口に出して、行動あるのみ!
猪突猛進タイプではありますが、着実に進んでおります。
応援してくださってる皆様に感謝。
で、で、イナイナイアートの話です。
会場となるのは茅野市民館/茅野市美術館。
「茅野」は「ちの」と読みます。「茅」は茅葺き屋根でお馴染みの「カヤ」のこと。
諏訪湖の南側、古代は茅の生い茂る湿原であったのでしょう。
国宝の土偶、縄文のビーナスと仮面の女神が出土した場所と言うと、ピンとくる方もいるかと。
私は大学時代の友人に茅野ちゃんがいるので、スッと読めたけど、難読地名よね。
そんな茅野市民館/茅野市美術館
なかなか素敵な公共施設でございます。
茅野駅直結の超一等地に、多目的ホール・美術館展示室・図書室・カフェレストランが入ってます。
フィンランドにある世界最高の図書館に選ばれたoodiも、こんな感じなんでしょうか。
中庭をぐるっと取り囲むような形の、開放感のある建物。
古谷誠章氏による設計で、開業は2005年。
ちなみに小布施のまちとしょテラソも古谷氏によるもの。
ゆったりと波立つようなファサード

図書室
差し込む影が綺麗
超有名建築家を輩出しまくってる土地柄、建築書が充実していました。
もうね、高校生だったら私絶対ここに入り浸る。。
ひろーい中庭
平成22年には、ここに藤森照信先生による空飛ぶ泥舟が設置されていたんだとか。
http://www.chinoshiminkan.jp/museum/2010/0724/
私もここで巨大インスタレーションやりたい!竹で大きいの作りたい!
建築好きなので、建物のことだけでも延々書けるのですが、
ここの面白い所は、「市民」主導の企画がガンガン行われていること。
http://www.chinoshiminkan.jp/info/2021yoriai.html
来年度の事業提案はただいま受付中!
私が参加するイナイナイアートも茅野市在住の作家さんが起案したものです。
「美術館」っていうと、学芸員さんがキュレーションした美術企画を楽しむのが一般的だけど、
公募型の開かれたアートプロジェクトって珍しいんじゃないかなー。
長野でもやってほしいな。どうなの信濃美術館さんよ。
建物の一角にあった「みんなのかべ」
告知スペースなんだけど、自分で貼って剥がしてねという自由さが良い。
管理者の、市民に対するスタンスが伝わってくる。
搬入の日に見た「時広真吾 舞台衣装展」も凄い良かった。
これも、市民が主体となった企画で、無料の展示だけど、内容が濃い!
会場内で何回かパフォーマンスもあったらしく、衣装を纏って動かれるお姿見たかったなあ。
写真を撮り忘れたのが。不覚。。
書き出すと色々長いタイプなので、塚田の作品はどんなもんじゃいと皆様思われているに違いません。
設置準備中
初めて高所作業車なるものに乗りました。
脚立に乗るのは慣れているから高所は平気な方なんだけど、これはびょんびょん揺れるので怖い!
設置後の写真は。。。どうしよ。。
まだ載せないときます。
テーマは「八ヶ岳」
安易ですね~ふははは。でも、とっても素敵な場所にありますよ。
展示期間は3/22(日)まで。火曜休館です。
展示の詳細はこちらのページにて。
http://www.chinoshiminkan.jp/museum/2019/1205.html
茅野市民館から車でちょっと行くと、藤森先生の作られた神長官守矢史料館・高過庵・空飛ぶ泥舟もありますよー!
神長官守矢史料館
小さい建物を広く見せる工夫がいっぱい。
建築マニアにとっては聖地。
低過庵と高過庵
どちらも外から見るのみ。たまに行われる見学会は超激戦。
低過庵は天井がレールを伝って開閉するらしい。
空飛ぶ泥舟
お天気最高だった!