2021年11月08日

351 ライ麦栽培体験ワークショップのお知らせ

ふぞろいのストロープロジェクトのクラウドファンディング無事終了しました。
多くの方からのご支援ありがとうございました。
https://camp-fire.jp/projects/view/444217

ご支援下さった方へのお礼のお品、チーム一同で鋭意準備中です。お届けまであと少しお待ち下さいませ!

さて、今回はライ麦栽培体験ワークショップのお知らせです。



2021年度は長野市の犀川沿いにある畑でライ麦の栽培を行いましたが、
来年度は「ふぞろいのストロープロジェクトwith Hope Apple」と題して、長野市の長沼地区でもライ麦の栽培に挑戦することになりました。

二年前の台風19号による水害で千曲川の堤防が決壊した場所からほど近い所に畑はあります。
ストロープロジェクトに参画する前から、長沼地区の被災者支援チームHopeAppleさんとは交流があり、米沢邸のガーデン作り等に関わらせて頂いていました。


水害で被災した古民家を改修し、地域の活動拠点として整備するプロジェクトです。
街道沿いにあり立派な長屋門が特徴的なお屋敷です。
道路からよく見えるファサード部分のガーデンを学生ボランティアさん達と一緒に作りました。

そんなご縁もあって、今回Hope Appleさんが管理する畑をお借りしてライ麦の栽培を始めることとなりました。
長沼はリンゴの栽培で有名な地区ですが、他の地域に先駆けて新しい品種・技術を積極的に取り入れて発展してきたというバックグラウンドがあります。だからこその、古くて新しい麦ストローです。

水害の影響もあり、長沼地区には住民の減少・高齢化・耕作放棄地の増加など、色々な課題があります。
ストローでどこまで問題に取り組めるかは未知数です。でも、やってみようと。勇気を出して一歩踏み出します。
加工に関しても近くにある福祉作業所の協力を得て地域ぐるみで取り組んでいきますよ!

沢山の人に関わって頂いて、なんとかストロープロジェクトの1年目の終わりが見えてきました。
来年度は更に沢山の方に関わって頂いて、魔法の麦ストローとともに歩んでいきます。


<ライ麦栽培体験ワークショップ>

第一回 ライ麦の種まき・焼き芋
11/13(土) 10:00~12:00

第二回 麦踏み・ヒンメリ体験
12/12(日) 10:00~12:00

どちらも参加費は無料。農作業のできる服装でお越しください。
畑に入るので足元は長靴がオススメです。
マスク着用及び感染症対策へのご協力もお願い致します。

受付・集合場所はHope Appleの事務所(長野市津野837)
当日は9:50から受付開始で、駐車場は長沼支所を利用可能です。

ワークショップへの参加申し込みは塚田まで直接ご連絡下さい。
メールでも電話でも、何でも大丈夫です!記事中のチラシに連絡先は記載してあります。


第一回の種まきイベントは日程が近くなってきましたが、今のところお天気は晴れの予報です。
沢山の方のご参加お待ちしてます!一緒に、焼き芋食べましょ~  


Posted by モユ at 21:27Comments(0)ヒンメリ

2021年10月11日

350 ストロープロジェクト クラファン終了まであと一週間

約2カ月間にわたるふぞろいのストロープロジェクトのクラウドファンディングも残り一週間となりました。

支援総額150万円突破ありがとうございます!



https://camp-fire.jp/projects/view/444217

当初目標としていた100万円を超えたご支援を頂き、心より感謝申し上げます。
麦ストローのカット機開発資金のため、引き続きご支援お待ちしております。
現在の麦ストローの作り方はひたすら手でカットカットカットなので、カット機の開発は今後生産量を増加していくためには欠かせません。


クラファンの返礼用に麦ストローを材料としたヒンメリキットも新たに作成しました!




正八面体をベースにしたヒンメリ3種の作り方を掲載しています。

ご支援金額6000円でヒンメリキットと麦ストロー小箱、コンセプトブックをお届けします。
発送が12月になるので、クリスマスのクラフトにぴったりですよ~。

皆様どうぞよしなに。


長野での今年度の麦ストローの生産はひと段落し、今は来年度に向けて畑の準備と福祉作業所さんとの調整のフェーズに入っています。

ライ麦の種蒔きや麦踏みもイベントごととして組んでいてもう少しで皆さんにもお知らせできます。


この写真ではまだ草がモッサモサですが、頑張って草刈りして畑整えましたので!


ふぞろいのストロープロジェクト、長野で色々な人を巻き込んでどんどん面白くしていきます。
応援宜しくお願いします!

  


Posted by モユ at 11:28Comments(0)ヒンメリ

2021年08月23日

349 ふぞろいのストロープロジェクト クラファン始まります!

ふぞろいのストロープロジェクト
皆様応援ありがとうございます!



8月20日(金)の信濃毎日新聞にも取り上げて頂きました。
紙面は著作権上紹介できませんが、web記事がありますので!
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021082000148

反響の大きさに驚いていますが、それだけこの取り組みが社会的に必要とされているということですね。
協力するよーのお声がけも方々から頂いていて、ありがたいなあと心から思います。
長野に来て10年経ちますが、色々な人と築いてきた関係性が今に続いていて、背中を押してくれます。

今日発表されたニュースですが、来年4月からは使い捨てプラスチック製品に対するより強い規制が掛かることが決まったそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/94cfac16c492d9013343b280ec1e102509af7d0a

ストローを麦わらにしたからって、環境問題の根本的な解決にはならないことは分かっています。
でも、プラスチックを使わないという選択肢の一つとして、麦があるよ!って提示したいです。

スーパーのレジ袋を貰えなくなった当時は面倒だなと思いつつ、今では袋の持参が当たり前となりました。
麦ストローが当たり前に使われる時代は多分すぐそこに来ています。


そんなふぞろいのストロープロジェクト、
8/24よりクラウドファンディングが開始します。



https://camp-fire.jp/projects/view/444217


つやつや光る麦わらにヒンメリの素材として出会い、自分で栽培するようになって四年目です。
始めて麦わらに触れた時の感動を沢山の人に伝えたくてここまで来ました。


皆様なにとぞ応援宜しくお願い致します。

  


Posted by モユ at 17:22Comments(0)ヒンメリ

2020年03月27日

347 イナイナイアートを終えて

茅野市民館で行われたイナイナイアート、3月22日(日)までの会期を無事終えました。
http://www.chinoshiminkan.jp/museum/2019/1205.html

今週末は不要不急の外出は控えましょうとのお触れ。
世の中では色々なことが起こっているなか、このような展示ができたのは本当にありがたいことです。



茅野市民館の正面入口すぐの所に展示させて頂きました。

いくつか作品が並んでいますが、自然素材のものを使った有機的なフォルムの物が集まっていて、
学芸員さん狙って集めたのかしら?って感じ。神様ゾーンと私は勝手に命名。
諏訪湖周辺の街には、諏訪大社を象徴とした、原始的なスピリットが息づいているのでしょう。
松本・安曇野エリアだと道祖神が至るところにあるし、長野には土着の信仰が今も色濃く残されています。



今回展示したヒンメリ「Eight Mountains」と題した作品ですが、
茅野から望む、八ヶ岳をテーマとしています。
八ヶ岳っていうのは連なる峰々の総称であって、八つの山があるわけではないんですけどね。

数学的に見ると、シェルピンスキーのギャスケットという構造です。


これは平面的な意匠ですが、考え方は同じ。
ポーランドの数学者シャルピンスキーさんに因んで名づけられた図形で、
相似の三角形が連なっています。私の大好きなフラクタル!
麦わらが耐える荷重を考えると、このぐらいの大きさがmaxですが、
竹でもっともっと大きいものも作ってみたい。

鱗(ウロコ)模様は日本の伝統文様としてもよく使われますが、
魚や蛇が鱗で身を守ることから、厄除けの意味合いがあります。

ゼルダの伝説のお宝「トライフォース」もこの形なんだけど、
「力」「知恵」「勇気」を表すんだってー!っへー!

今回のヒンメリのデザインは前々から決めていたのですが、
コロナウイルスが蔓延する今の時期においては、図らずとも厄病平癒を願うものとなりました。


片付け手伝ったよ



石田冲さんの作品「ガラスヒンメリと幻想」
ガラスで作ったヒンメリも展示されていました。目玉付いてたりしてね、すっごく可愛いの。
ヒンメリはとても自由なものだなあと改めて実感。


子どもが見て、楽しい、わくわくするアートが沢山ありました。
トイレの上の謎のもふもふ


屋外にも展示あり。素敵なお家に住む龍。

今回、作家と巡るアートツアーは中止となりましたが、ぜひまたの機会に。

イナイナイアートは中京圏からも多くの作家さんが参加されていたようです。
こういった、開かれた発表の場って意外と無いんですよね。
「場」に合わせた作品を作るのは初めてってお話されていた方も何人か。

展示の企画段階のプロセスも含め、面白い展示でした。



諏訪湖畔公園
搬出ついでに毎年恒例三姉妹温泉旅(三女欠席)


3月1日に就航したばかりの遊覧船「スワコスターマイン号」乗ってきました。
平日に行ったのでデッキは貸切。寒かった~
先代の亀さんに比べると味気ない感じですが、これはこれで良し。
横風を逃がすバタバタ構造の窓があったりして、面白い船でした。
  


Posted by モユ at 16:27Comments(0)ヒンメリ

2020年03月14日

346 茅野市民館イナイナイアート参加中

茅野市民館にて開催中のアートプロジェクト「イナイナイアート」に参加しています。



フライヤーに私の名前が!!!載ってる!!!
公共施設での、作家としての展示・・とっても嬉しいです。
オレは麦わら王になる!と気炎を上げて早1年。ここまで来ました。

願って、口に出して、行動あるのみ!

猪突猛進タイプではありますが、着実に進んでおります。
応援してくださってる皆様に感謝。


で、で、イナイナイアートの話です。
会場となるのは茅野市民館/茅野市美術館

「茅野」は「ちの」と読みます。「茅」は茅葺き屋根でお馴染みの「カヤ」のこと。
諏訪湖の南側、古代は茅の生い茂る湿原であったのでしょう。
国宝の土偶、縄文のビーナスと仮面の女神が出土した場所と言うと、ピンとくる方もいるかと。
私は大学時代の友人に茅野ちゃんがいるので、スッと読めたけど、難読地名よね。

そんな茅野市民館/茅野市美術館
なかなか素敵な公共施設でございます。
茅野駅直結の超一等地に、多目的ホール・美術館展示室・図書室・カフェレストランが入ってます。

フィンランドにある世界最高の図書館に選ばれたoodiも、こんな感じなんでしょうか。
中庭をぐるっと取り囲むような形の、開放感のある建物。

古谷誠章氏による設計で、開業は2005年。
ちなみに小布施のまちとしょテラソも古谷氏によるもの。


ゆったりと波立つようなファサード


図書室
差し込む影が綺麗
超有名建築家を輩出しまくってる土地柄、建築書が充実していました。
もうね、高校生だったら私絶対ここに入り浸る。。


ひろーい中庭
平成22年には、ここに藤森照信先生による空飛ぶ泥舟が設置されていたんだとか。
http://www.chinoshiminkan.jp/museum/2010/0724/

私もここで巨大インスタレーションやりたい!竹で大きいの作りたい!

建築好きなので、建物のことだけでも延々書けるのですが、
ここの面白い所は、「市民」主導の企画がガンガン行われていること。
http://www.chinoshiminkan.jp/info/2021yoriai.html

来年度の事業提案はただいま受付中!
私が参加するイナイナイアートも茅野市在住の作家さんが起案したものです。

「美術館」っていうと、学芸員さんがキュレーションした美術企画を楽しむのが一般的だけど、
公募型の開かれたアートプロジェクトって珍しいんじゃないかなー。
長野でもやってほしいな。どうなの信濃美術館さんよ。


建物の一角にあった「みんなのかべ」
告知スペースなんだけど、自分で貼って剥がしてねという自由さが良い。
管理者の、市民に対するスタンスが伝わってくる。

搬入の日に見た「時広真吾 舞台衣装展」も凄い良かった。
これも、市民が主体となった企画で、無料の展示だけど、内容が濃い!
会場内で何回かパフォーマンスもあったらしく、衣装を纏って動かれるお姿見たかったなあ。
写真を撮り忘れたのが。不覚。。

書き出すと色々長いタイプなので、塚田の作品はどんなもんじゃいと皆様思われているに違いません。


設置準備中
初めて高所作業車なるものに乗りました。
脚立に乗るのは慣れているから高所は平気な方なんだけど、これはびょんびょん揺れるので怖い!

設置後の写真は。。。どうしよ。。
まだ載せないときます。

テーマは「八ヶ岳」 
安易ですね~ふははは。でも、とっても素敵な場所にありますよ。

展示期間は3/22(日)まで。火曜休館です。
展示の詳細はこちらのページにて。
http://www.chinoshiminkan.jp/museum/2019/1205.html

茅野市民館から車でちょっと行くと、藤森先生の作られた神長官守矢史料館・高過庵・空飛ぶ泥舟もありますよー!


神長官守矢史料館
小さい建物を広く見せる工夫がいっぱい。
建築マニアにとっては聖地。


低過庵と高過庵
どちらも外から見るのみ。たまに行われる見学会は超激戦。
低過庵は天井がレールを伝って開閉するらしい。


空飛ぶ泥舟
お天気最高だった!  


Posted by モユ at 17:35Comments(0)ヒンメリ

2020年02月22日

345 身近な素材で作る北欧の工作

よーーーーっやくお知らせができます。

「身近な素材で作る北欧の工作」という冊子が完成しました!



本を作る作ると言いつづけて去年の夏から早半年。。。
ついに完成です。長かった。。。

北欧各国に伝わる手仕事をアレンジした子ども向けの工作本です。
材料として使うのは殆どが100円均一でも買える身近な素材。

ひとまずは行くとこ行くとこ手売りしていきますが、委託で置いても良いよ~というお店がありましたら、見本&POP持って馳せ参じます。
通販・・は需要を見つつ。ミンネとか使えば決済が楽かなと色々調べ中です。
本に掲載してある工作を作るワークショップも各地でやりたい!

北欧の工作、色々あってweb上には作り方が載っているものもあるんですが、
一冊にまとめた本は市販には今のところありません。私が欲しいから作りました。
各国の地図と豆知識も掲載しています。冊子の中のイラストも自作。

ポーランドのパジャキは日本ではまだ殆ど紹介されていないものですが、めっちゃ可愛いです!
子ども一人で作るのは難しいものもあるので、親子で作って楽しんでもらいたい。


何で子ども向きの本を作ったかというと、私が工作好きガールの母だからというのもありますが、
小さい頃から大好きだったアランジアロンゾの影響もあります。

知ってます?アランジアロンゾ。呪文じゃないよアランジアロンゾ。
梅田のHEPFIVEの怪しいお店の頃から熱烈なファンなんです。
子ども向きの工作本を沢山出していて、キュートで珍妙なキャラクター達に心をばたつかせておりました。

地味に頑張っていれば、沢山の人に応援してもらえて、
梅田に安藤忠雄作の自社ビル作ったり、表参道にお店が持てたりするんです。
あー夢がある。人生夢だらけやでほんま。

私のわらしべ長者wayはまだ道半ばではありますが、
一歩一歩進んでまいります。

どうぞ応援(購入)宜しくお願い致しますicon06






◆掲載国及び工作名
・スウェーデン ネーベルスロイド・ユールゴート
・フィンランド   トントゥ・ヒンメリ
・デンマーク  ユールヤータ
・ドイツ    フレーベルの星・ストロースター
・リトアニア   ソダス
・ポーランド  パジャキ

◆概要
書名「身近な素材で作る北欧の工作 Nordic Handcrafts」
判型:A5版
ページ数:フルカラー36ページ
定価:600円
対象:小学校高学年~大人


あ、ヤギはめっちゃ元気です。
毎日メーメーいうてます。  


Posted by モユ at 15:13Comments(0)ヒンメリ

2019年07月02日

343 フィンランドの夏祭りinこうみ2019 に参加しました 

ちょっと前のことになりますが、2019年6/22(土)に長野県小海町で行われた
フィンランドの夏祭りinこうみに参加してきました!
今年で18回目の開催となるイベントです。
(公式ページ)https://sites.google.com/site/koumisuomi/home


小海町は北八ヶ岳山麓エリアに位置する高原の町です。
会場となった松原湖(長湖)湖畔にあるフィンランドビレッジは1994年に建てられた建物で、
建設を機に小海町とフィンランドとの交流が始まったそうです。


フィンランドビレッジは現在は個人所有となっており、一般の人は利用できませんが、
時折、イベント会場として使用されています。
近年サウナ人気が急上昇していて、サウナーにとって聖地のような存在になってるとか。

お祭りが行われた6月22日は一年で最も昼間の時間が長い夏至にあたります。
フィンランドではこの時期に、夏至祭(ユハンヌス)を行うんです。

夏至祭は日本のお盆とも少し似ているのですが、
家族で集まって、都市部を離れ、自然の中でゆったりと過ごし、夏の訪れを祝います。


自家栽培して、収穫したばかりの小麦のわらを使用したヒンメリ作りワークショップを行いました。
結ぶのは私がお手伝いしますが、ちびっこもチャレンジ!


お子さん用に、七夕の短冊も用意してみました。
「勉強をがんばる」ですってー!素敵!
笹無くても飾れるし、良く無いですかこれ。

小海町で、フィンランドのお祭りをやるという、不思議なシチュエーションなら有りかと。
なんでもJapanizeしてしまうのは、日本人の性ですね。
(もちろん、北欧の文化を尊重した上でのアレンジですが)

ワークショップでは新潟や山梨からも来られた方もいらして、北欧人気を実感しました。
皆様ご参加ありがとうございましたicon06


湖畔にはコッコ(kokko)というかがり火
火を焚いて悪魔を追い払うという風習です。日本のどんど焼きみたいな感じ。
フィンランドでは神話に基づく精霊信仰が継承されていて、日本の八百万の神様の考えにも似通っています。


コッコにはカラマツの製材時に出た端材が使用されていました。
井桁に組んだ枠の中央に更に木を寄せて立てます。


日が傾いた頃に点火!
写真の左側で点火しているのは、小海町町長さんです。
木だけを燃やしているので、どんど焼きのように臭くはないです笑

夕暮れの湖に立ち上がる炎はとても神秘的でした。
コッコの点火時間の少し前までは、強めの雨が降っていて、
帰っちゃう人も多かったのですが、寒い中待ってて良かったです。

麦の神様への捧げ物としてコッコの炎でヒンメリを燃やすこともあるそうで、来年はお願いしてみようかな。
どうせなら、とびきり大きくて美しいやつを。


娘は夫と一緒にSUP(スタンドアップパドル)に挑戦!
子どもは重心が低いから安定するらしく、あっという間にマスターして一人で漕ぎ出して行きました。
大きなボードにちょこんと乗った一寸法師感が可愛かったです。
私はワークショップで手一杯でできなかったので、今度やってみたい!


ダーラヘスト(ダーラナホース)も作ったよ!
スウェーデンの木彫りの彩色したお馬さん。
北欧でも馬は農耕や移動手段として、重要な存在で、ダーラヘストは子どもの玩具として、古くから作られてきたそうです。

ちなみに、福島県郡山市にも三春駒というお馬さんの郷土玩具があります。
(なぜか善光寺参道にある工芸店で売ってる)(素朴ですっごくかわいい)


とっても美味しかったブルーベリーパイとシナモンロール
ブルーベリーパイはフィンランド語だとムスティカピーラッカ(mustikkapiirakka)と言います。
ベリー摘みは北欧の夏のお楽しみ。長野もそろそろブルーベリーの収穫時期ですね。

小海のフィンランド祭りは、参加費を払えばフィンランド料理と地元の郷土料理が食べ放題なんです!!!
太っ腹すぎませんか。おもてなし力半端無いです。次から次へと料理が出てくるので、ワークショップの合間を見ては料理コーナーをウロウロしておりました。

フィンランド料理のラインナップは、ミートボールやサーモンスープ、カレリアパイ、などなど。
あまり良い写真が残せなかったのが悔やまれます。
美味しかったんですよー!本当に!

フィンランド料理は小海町高原美術館内にあるレストラン花更紗さんが担当されていたのですが、
今度はぜひこちらにもお伺いしたい。。高原野菜の産地なのでお野菜もとびきり美味しそう。
http://www.koumi-town.jp/museum/information/restaurant/frame_restaurant.htm



あまりにも楽しいイベントで、ご紹介したいことが山盛りなんですが、
記事も長くなってきましたのでこの辺で締めますね。
サウナなんか6種類くらいあってさ。。。そのまま湖に飛び込んでクールダウンできちゃうんですよ。。天国やん。。

この浮かれきった記事を見て来年は行ってみたいなーという方はぜひ!絶対絶対楽しいです。
ただ、サウナ申込みは激戦です。申し込み開始日初日に張り付きでどうぞ。
より多くの人が利用できるように、サウナは時間制になると良いな。

中部横断自動車道が八千穂高原ICまで開通したことで、長野市からのアクセスも格段に良くなり、
一時間半程度で行くことができますよ~

盛大なお祭りを開催してくださったこうみ塾と小海フィンランド協会の皆様には、
ワークショップ行うにあたっても色々とお世話になりました。ありがとうございました!Kiitos!  


Posted by モユ at 11:38Comments(0)ヒンメリ

2019年05月22日

342 ヒンメリ展in平野珈琲

平野珈琲さんでのヒンメリ展の開催から、あれよあれよと一ヶ月が経過してしまいました。
改めて、お世話になった皆様に御礼申し上げます。
私一人では成し遂げれなかったことで、本当に本当に、感謝の気持ちでいっぱいです。



今回、展示をするにあたって来場者100名を目標としていたのですが、無事達成!
私の知人友人、平野珈琲さんの常連様、旅の人など、沢山の方に見ていただくことができました。

一人で会場を借りての展示会ってはじめてだったので、この数字がどのような意味を持つのかは正直分からないのですが、無名の作家にしては上々の結果なのではと思います。

大学生のときに、学科紹介の展示のディレクションをした経験が役立ちました。
先生にどやされつつ、貴重な夏休みを費やした甲斐があったよ。。。

あの時は誰が見てくれるのか実感が無い中、展示準備を進めていたけれど、
今回は、来る人の顔がイメージできていたので、準備も必死でした笑
長野にヨメに来てから9年目にして、ようやく長野に根付けた感じがします。

さて、展示を見に来れなかった方のためにも、様子をご紹介しますよー!
写真多めですがお付き合い下さい。


全体像
平野珈琲さんの店舗二階奥のギャラリースペース 


今回、フィンランド大使館からご後援頂いたこともあり、フィンランド関連の書籍なども展示しました。Kiitos!


一番大きな作品「Spica」
Spicaはおとめ座で最も明るい恒星
穀物の穂先を意味する言葉が名前の由来なので、「麦穂星」とも訳されるそうです。
おとめ座は、ちょっと前にブラックホールが撮影できたと話題にもなりましたね。

今回の展示は「5:8の宇宙」をテーマとしましたが、
これは黄金比を表す数です。1:1.6の相似ね。
Spicaも、横と縦の比率は5:8を基本としているんですよ。


下から見るとこんな感じ


影が最高にカッチョイイです
押入れのウェザリング具合がロック。


これは展示のDMに使った作品
光の当たり方によって、雰囲気が変わますね。


正20面体ベースの形


ヒンメリは不思議と床の間に合います。
じっと見ていると風を受けてくるくる回るのが面白い。


ヒンメリ作りのワークショップは有り難い事に連日満席でした。


頭を使った後は美味しい珈琲とお菓子で一息icon12
ムスティカピーラッカ(mustikkapiirakka)という、フィンランドのブルーベリーパイを特別に用意して下さいました。
フィンランドはFikaという、家族や友人と珈琲やお茶を飲む時間をとても大切にします。
珈琲の一人あたりの消費量は世界トップクラス。酸味の強い浅煎り珈琲がフィンランドでは主流。


平野珈琲さんのデッキ部分にもプラスチックストローを使ったヒンメリを何点か展示しました。


常緑ヤマボウシとお花のコンテナも設置。
ヤマボウシ、咲いてくれてるかな?

ヒンメリの作品展が終わった後は、植物の植え替えのシーズンとなり、慌しい日々を過ごしておりますが、新しい企画もスタートしています。

日程が近い所ですと、6/22(土)に長野県小海町で行われるフィンランドの夏祭りinこうみでの出展が決まっています。
https://sites.google.com/site/koumisuomi/home
初心者向きのワークショップと販売も少し行う予定。

小海町はフィンランドとの交流が盛んで毎年夏至祭が行われています。
北欧~ヨーロッパエリアではクリスマスシーズンの対極となる、夏至もとても盛大にお祝いします。

湖畔でコッコという巨大なかがり火を焚いて厄を払うんですよ。
日本のどんど焼きみたいな風習ですよね。

フィンランド料理も色々食べれるようなので、今からとっても楽しみです。
サウナは定員となりましたが、イベントの参加受付はまだ行われていますので、ご興味のある方はぜひ~

  


Posted by モユ at 11:07Comments(0)ヒンメリ

2019年03月06日

341 ヒンメリ作品展開催のお知らせ

いよいよ3月!
つ・い・に、4月に長野市でヒンメリの作品展を開催することになりました!



会場は信州大学の裏手にある平野珈琲さんです。
長野のハンドメイド界隈の方はよくご存知でしょうけど、野の花工房があった場所です。
私はここから長野市でのガーデンデザイナーのキャリアをスタートしました。
私にとって、長野の実家みたいな場所です笑


ホームページのトップに使っているこの写真も、在りし日の野の花さんのガーデン


有り難い事に平野珈琲さんにお店が変わってからも、植物のメンテナンスをさせて頂いております。
昨年は枯れてしまった白樺の木をヒメシャラに植え替えました。芽吹きの季節まであと少し!

個展に先立って、エントランスももう少し歩きやすく、綺麗にする予定です。
四月上旬になると、平野珈琲さんの裏手にある濃ピンクの花カイドウも満開になるので、お花見も楽しみ。


店舗二階の奥まった場所で展示します。
広いスペースではないですが、スポットライトが入っているので、
ヒンメリの影が白い壁に綺麗に出ると思います。想像するだけでニヤニヤ。

平野珈琲さんのカフェオレは絶品なので、ぜひたっぷり時間を取ってお越し頂ければと思います。
コーヒー飲みつつ、のんびり過ごしましょ。

作品展について、色々語りたいポイントがあるのですが、取り急ぎ、告知まで。



塚田真由 Himmeli 作品展 「5:8の宇宙」

2019年4月11日(木)~15日(月)
会場:平野珈琲 長野県長野市立町981
開場時間:10:00~18:00
(11日は12:00から開始 15日は17:00で終了)
後援:フィンランド大使館
日本-フィンランド外交関係樹立100周年記念
https://www.japanfinland100.jp/

ワークショップ「麦わらでヒンメリを作ろう」
4月12日、13日、14日、15日
各日10:00~12:00
参加費2,500円 定員6名 要事前申込
フィンランドをイメージした珈琲とお菓子付

駐車場の台数に限りがありますので、ご来場の方は出来るだけ近隣の有料駐車場や公共交通機関をご利用下さい。
4月13日(土)、14日(日)は歩いて五分ほどの場所にある長野県第二合同庁舎の駐車場が無料開放されています。
4月13日(土)は善光寺でびんずる市もやっていますので、ぜひハシゴで遊びに来て下さいね。

問合せ、申込みは直接塚田までご連絡下さい。
moyumodoki(アットマーク)hotmail.com
090-5689-3658


最後に(私の頭が)残念なお知らせがあるのですが、
方々にお配りした案内状に致命的かつスットコドッコイな間違いを見つけました。

刷りなおし分は追加で発注しましたが、既に刷ってしまった分に関しては気にせずお配りしようと思っています。
特に誰かに迷惑を掛ける間違いではないからです。そう。恥ずかしいのは私だけ。

間違い探し付き案内状を受け取った方、会場でコッソリ私に答えあわせをしてください。
よく気づいたで賞をご用意してお待ちしておりますicon06
  


Posted by モユ at 09:55Comments(2)ヒンメリ

2019年02月27日

340 ヒンメリに潜む黄金比-2

ヒンメリに潜む黄金比、続き物にするとか言いつつこんなにも放置していました。。

いまは、2019年2月
昭和の時代も終ろうとしています。

昔から宿題の類は非常に苦手でしたが、それにしても、ね。

色々と告知したいこともありますので、今後は頻繁に更新することになると思います。
ブログは放置していましたが、刻々と時は過ぎ、私のヒンメリ活動(ヒン活)は着々と進んでいるのです。



さてさて、表題のヒンメリに潜む黄金比の件であります。

前回は正八面体の白銀比についてやりましたが、
今回はついに黄金比の話です。

黄金比には、五芒星が深く関わっています。



五芒星は中心に正五角形があって、各辺を延長し交わった場所が頂点となる図形です。
文字で言うとややこしいけど、図を見るとすぐ分かりますよね。


五芒星の中心にある正五角形の一辺と、星のトゲトゲ部分の比は「1:1.168・・」となるんですが、
この比率のことを、「黄金比」と言います。


五芒星の頂点同士を結ぶとまた正五角形が現れるのですが、
外側の各辺と、五芒星を構成する線分も「1:1.168」の黄金比となります。


ヒンメリの基本デザインのひとつ、正二十面体にも、五芒星が含まれています。


五芒星は古来から呪術的なモチーフとして用いられてきました。
万物は火・水・木・金・土の5種類の元素からなるという、中国の五行思想に通じるものでもあります。

前の記事で、正八面は天と地、四季、東西南北と現すとされていると書きましたが、
五芒星もまた、自然の要素を統べる性質があります。


このヒンメリは記事のトップにも載せましたが、五芒星を12個繋げた、正十二面体ベースの形です。
複雑なようでいて、構造は簡単!つくるのはめっちゃ手間かかりますが!


「1:1.168」という比率を持つ長方形は、最も均整の取れた形として、建築や絵画、デザインなどの分野で活用されてきましたが、実際の所、それがなぜ美しく見えるか、科学的に解明されているわけではないようです。

上の図は黄金比で構成された長方形を1:1づつ分割していくと、無限に正方形ができるということを表しています。
この図形を綺麗と感じるかどうかは、人それぞれだと思いますが、「収まりが良い」「整ってる」とは思えるんじゃ無いでしょうか。


「1:1.168」は「3:5」「5:8」と相似の関係になので、ヒンメリを作成する際はこの寸法をよく使います。
5:8って響き、なんだかときめきませんか?私だけ?

そんな5:8をテーマにした個展を今年の4月に行います。
個展に関する詳細は次の記事で!(こういう引きにしたかった)
  


Posted by モユ at 23:24Comments(0)ヒンメリ