2013年07月14日
072 夏の善光寺東庭園
土曜日に行われた善光寺びんずる市、
メイン会場は東庭園の砂利敷きの広場なのですが、
通路を挟んで反対側には素敵な日本庭園があります。
桜が咲く頃に記事No44でご紹介しましたが、
今回は夏のお庭の様子を。
芝生が青々と茂ってなんとも瑞々しい空間。
剪定と除草が入って前よりもさっぱりしました。

水際も季節ごとに色々な花が咲きます。
シランが終わって、今はキンシバイ(ヒペリカム)がちらほら。

植栽が痛んでいた部分、山アジサイに入れ替わっていました。
気になってたからよかったー!
小さなギボウシが使われていたんだけど、雑草と間違えて踏んじゃう人がいるみたいで。。
みんながみんな植物に詳しいわけではないから、しょうがないですね。

お庭の園路沿いにあった小さい赤い実、
スグリに似ていたので食べてみたら
くっそまずい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

後で調べてみたら、ヒョウタンボクでした。毒アリ。
とても飲み込める味でなかったのでなんともありませんでしたが、
知らない植物をむやみに口に入れてはいけませんね。
(と言いつつ、食べてみたくなるのが人の常
ニチニチソウ、イソトマ、アセビ、ジギタリス、スイセンなんかも毒。
毒草って身近なところにもいっぱいあります。
庭の設計を考える上でも毒草には注意しないとなーって改めて思いました。
子供って何でも口に入れるし!
メイン会場は東庭園の砂利敷きの広場なのですが、
通路を挟んで反対側には素敵な日本庭園があります。
桜が咲く頃に記事No44でご紹介しましたが、
今回は夏のお庭の様子を。
芝生が青々と茂ってなんとも瑞々しい空間。
剪定と除草が入って前よりもさっぱりしました。
水際も季節ごとに色々な花が咲きます。
シランが終わって、今はキンシバイ(ヒペリカム)がちらほら。
植栽が痛んでいた部分、山アジサイに入れ替わっていました。
気になってたからよかったー!
小さなギボウシが使われていたんだけど、雑草と間違えて踏んじゃう人がいるみたいで。。
みんながみんな植物に詳しいわけではないから、しょうがないですね。
お庭の園路沿いにあった小さい赤い実、
スグリに似ていたので食べてみたら
くっそまずい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
後で調べてみたら、ヒョウタンボクでした。毒アリ。
とても飲み込める味でなかったのでなんともありませんでしたが、
知らない植物をむやみに口に入れてはいけませんね。
(と言いつつ、食べてみたくなるのが人の常
ニチニチソウ、イソトマ、アセビ、ジギタリス、スイセンなんかも毒。
毒草って身近なところにもいっぱいあります。
庭の設計を考える上でも毒草には注意しないとなーって改めて思いました。
子供って何でも口に入れるし!
2013年05月06日
044 善光寺東庭園の八重桜
おこんばんは!
ネタがいっぱいなので毎日更新するよ!
今日は善光寺東庭園をご紹介しますヾ(´ω`)

お寺の本堂のすぐ東側にありますが、1992年に出来た新しいお庭です。
平成5年度長野市景観賞受賞。
設計は東京の設計事務所草樹舎で、
施工は小布施のさつき苑という造園会社です。
ここは北斎館や桝一客殿など、小布施の有名施設の外構を多く手がけています。
ソメイヨシノはすっかり散っていましたが、八重桜が満開でした。
造られて20年なのでまだ木々は小さめですが、
後ろに佇む本堂の重厚さに支えられ、落ち着いた空間になっています。

本堂側からの眺めはこんな感じ。
大理石でできた椅子は特等席ですね。
ゆるやかな園路はバリアフリー仕様なので歩きやすいです。

庭園の中央に流れがあります。
飛び石や護岸は小さめの石を使ったナチュラルな感じ。
時期柄、スギナがもっしゃもっしゃ生えていたのがアレですが。。
(なんでスギナってあんなにしぶといんでしょうね!

東庭園の近くにある池のほとりでは白藤が満開でした。
季節はどんどん巡りますねー!もう夏が見えてきた。
雪見灯篭は宝珠が無く、円形の傘が薄いのでモダンな印象。

ゴールデンウィークは善光寺にお参りする人もとても多く、
手を清める手水鉢に行列ができるほどでした。
明日からは通常営業ですねー!五月病★

善光寺東庭園は今年の6月からはじまる善光寺びんずる市の会場となっています。
有名な知恩院のてづくり市にヒントを得て始めたそうですが、
長野に根付いたイベントとして、長く開催されればいいなーと応援しています。
私も多肉屋で初回から出展しますよ!(宣伝
私も多肉屋で初回から出展しますよ!(大事だから二度言います
今からちょこちょこ準備を進めて行きますので遊びに来てください♪
ネタがいっぱいなので毎日更新するよ!
今日は善光寺東庭園をご紹介しますヾ(´ω`)
お寺の本堂のすぐ東側にありますが、1992年に出来た新しいお庭です。
平成5年度長野市景観賞受賞。
設計は東京の設計事務所草樹舎で、
施工は小布施のさつき苑という造園会社です。
ここは北斎館や桝一客殿など、小布施の有名施設の外構を多く手がけています。
ソメイヨシノはすっかり散っていましたが、八重桜が満開でした。
造られて20年なのでまだ木々は小さめですが、
後ろに佇む本堂の重厚さに支えられ、落ち着いた空間になっています。
本堂側からの眺めはこんな感じ。
大理石でできた椅子は特等席ですね。
ゆるやかな園路はバリアフリー仕様なので歩きやすいです。
庭園の中央に流れがあります。
飛び石や護岸は小さめの石を使ったナチュラルな感じ。
時期柄、スギナがもっしゃもっしゃ生えていたのがアレですが。。
(なんでスギナってあんなにしぶといんでしょうね!
東庭園の近くにある池のほとりでは白藤が満開でした。
季節はどんどん巡りますねー!もう夏が見えてきた。
雪見灯篭は宝珠が無く、円形の傘が薄いのでモダンな印象。
ゴールデンウィークは善光寺にお参りする人もとても多く、
手を清める手水鉢に行列ができるほどでした。
明日からは通常営業ですねー!五月病★
善光寺東庭園は今年の6月からはじまる善光寺びんずる市の会場となっています。
有名な知恩院のてづくり市にヒントを得て始めたそうですが、
長野に根付いたイベントとして、長く開催されればいいなーと応援しています。
私も多肉屋で初回から出展しますよ!(宣伝
私も多肉屋で初回から出展しますよ!(大事だから二度言います
今からちょこちょこ準備を進めて行きますので遊びに来てください♪
2013年02月09日
007 水野美術館の雪吊り
冬といえば日本庭園だ!ということで、水野美術館に行ってきました。
四季のある日本で生まれ、磨かれた様式だから、
いつ見ても美しいんですよね
春は桜、夏は木漏れ日、秋は紅葉、冬は雪
立派な門を通って美術館のエントランスに入ります

右手に築山(つきやま)が見えます。
信州の山々を表現しているのでしょうね。
人工的に土を盛ることで、空間に奥行きを出す効果が。
土留めにもなっている石がカッコイイ!!!

建物の裾には池が。
池のほとりにある根曲がりの赤松がとても立派。
手前の芝生は、平たくなめらかな曲線を描いていて、
広々とした空間をつくりあげます。

庭園の主役は赤松と雪見灯篭
赤松には「雪吊り」がかけられています。
私は地元が北陸なので、特に身近なのですが、
雪吊りは、木々を雪の重さから守るために柱から枝に縄をかけ支えるもので、
冬の庭を彩る飾りともなります。
庭師の腕のみせどころ!青空にぱっと広がる円錐形が美しい

見事な滝石組
流れの水際の石も立派ですねえ。ハアハア。
使ってるのは地元の石かな?

建物の中から、庭園正面の景です。
池の水面に庭園が映っていて見事。

ここの庭園のすごいところは、後背の樹林で街のごちゃごちゃを隠しつつ、
築山や刈り込み、景石でうまく高低差をなじませているところですね。
いわゆる「近景」「中景」「遠景」というやつなのですが、
この3つの景をバランスよく配合し、自然の風景を凝縮して表現しています。

庭園の平面図、館内に展示されていたものを撮影&画像処理しました。
庭園の施工は「林業笠原造園株式会社」という
長野市の造園業者さんが行われたようです。
設計は不明、、、
建築は宮本忠長建築事務所の設計なので、地割等だけ指定して、
あとは造園会社にお任せって感じかしら?うーむ。

美術館のロビーに椅子が並べられているので、
のんびりお庭を楽しむことができます。

今期の美術展示「新春を祝う」は
おめでた~な感じでした。
富士山!松!梅!っどーん!
(美術は好きなだけで詳しくないので微妙なコメントw
同時開催の市松人形展が良かった~
古い着物を人形の着物にリメイクしたものですが、
一体一体に思いがこもっているのが伝わってきます。
娘もゴキゲンで見てた(^-^*)
美術館併設のイタリアンレストランは
食品会社が経営母体だけあって、おいしかったし、価格もお手ごろでした★
庭を見つつ大好物のピザを食べる至福の時間をすごせました。
はっぴーはっぴー。
大きな地図で見る
四季のある日本で生まれ、磨かれた様式だから、
いつ見ても美しいんですよね

春は桜、夏は木漏れ日、秋は紅葉、冬は雪
立派な門を通って美術館のエントランスに入ります
右手に築山(つきやま)が見えます。
信州の山々を表現しているのでしょうね。
人工的に土を盛ることで、空間に奥行きを出す効果が。
土留めにもなっている石がカッコイイ!!!
建物の裾には池が。
池のほとりにある根曲がりの赤松がとても立派。
手前の芝生は、平たくなめらかな曲線を描いていて、
広々とした空間をつくりあげます。
庭園の主役は赤松と雪見灯篭
赤松には「雪吊り」がかけられています。
私は地元が北陸なので、特に身近なのですが、
雪吊りは、木々を雪の重さから守るために柱から枝に縄をかけ支えるもので、
冬の庭を彩る飾りともなります。
庭師の腕のみせどころ!青空にぱっと広がる円錐形が美しい
見事な滝石組
流れの水際の石も立派ですねえ。ハアハア。
使ってるのは地元の石かな?
建物の中から、庭園正面の景です。
池の水面に庭園が映っていて見事。
ここの庭園のすごいところは、後背の樹林で街のごちゃごちゃを隠しつつ、
築山や刈り込み、景石でうまく高低差をなじませているところですね。
いわゆる「近景」「中景」「遠景」というやつなのですが、
この3つの景をバランスよく配合し、自然の風景を凝縮して表現しています。

庭園の平面図、館内に展示されていたものを撮影&画像処理しました。
庭園の施工は「林業笠原造園株式会社」という
長野市の造園業者さんが行われたようです。
設計は不明、、、
建築は宮本忠長建築事務所の設計なので、地割等だけ指定して、
あとは造園会社にお任せって感じかしら?うーむ。

美術館のロビーに椅子が並べられているので、
のんびりお庭を楽しむことができます。
今期の美術展示「新春を祝う」は
おめでた~な感じでした。
富士山!松!梅!っどーん!
(美術は好きなだけで詳しくないので微妙なコメントw
同時開催の市松人形展が良かった~
古い着物を人形の着物にリメイクしたものですが、
一体一体に思いがこもっているのが伝わってきます。
娘もゴキゲンで見てた(^-^*)
美術館併設のイタリアンレストランは
食品会社が経営母体だけあって、おいしかったし、価格もお手ごろでした★
庭を見つつ大好物のピザを食べる至福の時間をすごせました。
はっぴーはっぴー。
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2013年01月28日
004 雪の日は家でおとなしく
長野の雪はなかなか解けませんねー。
寒くて外に出れない日は本を読みつつ、春への妄想をふくらますのです。

(うさぎさんも読書中
今日のお供はこちら。
小口基実先生著の「信州の庭園めぐり」

ワタクシ、西洋風のガーデニングはガーデニングで好きなのですが、
日本庭園も大好き!!!!!!なのです。
学生時代は何度も京都に行って、庭園という庭園を巡ったり、
部活で茶庭をつくったりで、けっこう熱狂的w
日本庭園は思想がこめられているものが多いから、
鑑賞するときは謎解きも楽しいんですよね。
勉強すればするほど興味深い世界。
そんなわけで、長野にええ日本庭園はないか~と思い買ってみました。
1984年に発行された本なので情報は古いですが、内容は充実しています。
巻末に書いている地域的特色はなるほど!と感心。
・北信は鎌倉文化の影響が強い
・農民が信仰する曹洞宗が多く、庭への感心が薄い→庭園の数が少ない
・南信は京都文化の影響が強い
・公家が信仰する臨済宗が多く、庭造りが大好き→庭園の数が多い!
松本・安曇では豪農が力を持っていたので民家の庭が立派
飯田では江戸末期にはお茶が普及したので茶庭が多いってもの興味深いです。
本をぱらぱら見てみると、飯田の開善寺庭園と、駒ヶ根の光前寺がよさげ(*´ー`*)
重森三玲先生作の木曽の興禅寺も絶対行かなアカンわ~。
重森三玲先生は昭和を代表する作庭家で、
とにかくすごい方なんですよ(鼻息
有名どころだと京都の東福寺や、松尾大社のお庭ですね。
長野市だと北野美術館(去年行ったのに写真が見当たらない((-_-。)

(三年前に行った松尾大社の写真ひっぱりだしてきました。
(cooooooooooooool!!!!!!!!!
お庭が20年前とどう変わったのか、比較してみたいし、
暖かくなったら色々と見に行ってきます♪
寒くて外に出れない日は本を読みつつ、春への妄想をふくらますのです。
(うさぎさんも読書中
今日のお供はこちら。
小口基実先生著の「信州の庭園めぐり」

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ワタクシ、西洋風のガーデニングはガーデニングで好きなのですが、
日本庭園も大好き!!!!!!なのです。
学生時代は何度も京都に行って、庭園という庭園を巡ったり、
部活で茶庭をつくったりで、けっこう熱狂的w
日本庭園は思想がこめられているものが多いから、
鑑賞するときは謎解きも楽しいんですよね。
勉強すればするほど興味深い世界。
そんなわけで、長野にええ日本庭園はないか~と思い買ってみました。
1984年に発行された本なので情報は古いですが、内容は充実しています。
巻末に書いている地域的特色はなるほど!と感心。
・北信は鎌倉文化の影響が強い
・農民が信仰する曹洞宗が多く、庭への感心が薄い→庭園の数が少ない
・南信は京都文化の影響が強い
・公家が信仰する臨済宗が多く、庭造りが大好き→庭園の数が多い!
松本・安曇では豪農が力を持っていたので民家の庭が立派
飯田では江戸末期にはお茶が普及したので茶庭が多いってもの興味深いです。
本をぱらぱら見てみると、飯田の開善寺庭園と、駒ヶ根の光前寺がよさげ(*´ー`*)
重森三玲先生作の木曽の興禅寺も絶対行かなアカンわ~。
重森三玲先生は昭和を代表する作庭家で、
とにかくすごい方なんですよ(鼻息
有名どころだと京都の東福寺や、松尾大社のお庭ですね。
長野市だと北野美術館(去年行ったのに写真が見当たらない((-_-。)
(三年前に行った松尾大社の写真ひっぱりだしてきました。
(cooooooooooooool!!!!!!!!!
お庭が20年前とどう変わったのか、比較してみたいし、
暖かくなったら色々と見に行ってきます♪