2013年04月30日

040 裾花川のあやとり橋

ぼんそわー。
善光寺花回廊のネタがひと段落したので、
たまにはドボいネタをやってみます。

長野の街中で一番!?フォトジェニックな裾花あやとり橋
犀川支流の裾花川にかかる斜張橋です。(一発変換だと社長今日★
長野100景のトップ写真にも主塔がチラリと映りこんでいます。

こいのぼりを従えて新緑のなかに佇む様子がなんともビューティ。



ネットで調べてもあまり情報があがってこないミステリアスな所も素敵です。
分かるのは平成5年(1993年)9月に出来たということだけ。
川幅はそんなに広くないので、こんな仰々しい橋作らないでも技術的には余裕なのでしょうが、
バブル×オリンピックという時代情勢からすれば、派手なことは正義です。

斜張橋はロマンだよね~。構造美。
ワイヤーで吊っているので、桁(道路部分)は薄く軽やか。


歩道の植栽部分にはチューリップが植えられていて、丁度満開でした。
管理者の市が植えているのかな?住民?


何箇所か視点場(景観を眺める場所)が設けられています。
欄干の塗りわけとか、鋳物とか、舗装のインターロッキングとか、地味にお金がかかってますヨ。


こちらは上流部の眺め。新緑が瑞々しくて気持ちいいワー。
この写真にはお味噌で有名なマルコメの本社が見切れています。
工場、めっちゃでかいで。


橋の取り付け部の微妙な上りとカーブが好きです。
街路樹はカツラが植えられています。ハート型の葉っぱ。
水湿地を好むから、川沿いに植えるには丁度良いですね。



裾花川は長野市街地のど真ん中を流れていたのですが、
洪水の被害を防ぐために1600年代初頭に人工的に流れを変えられました。
裾花川から流れ込む土砂は犀川の流れを変えるくらい大量のものだったそうです。

長野の街は犀川と千曲川による水害に長年苦しめられてきたので、
至るところで川と人の戦いを見ることができます。
今でもちょくちょく大規模な河川工事が行われていますしね。

街を知るうえで、川を知ることはとても重要だなと感じます。

(たまには真面目にしめてみました。  


Posted by モユ at 22:10Comments(0)