2013年09月24日

097 長谷寺秋分祭

暑い夏がやっと終わったと思ったのもつい最近ですが、
いつのまにか田んぼは黄金に輝き、
稲の収穫がはじまりました。


家族総出で稲を刈り、はざを掛ける光景は
今も昔も変わらないんでしょうね。
農耕民族の血?のせいか、見ているだけで、どきどきわくわくします。



9月23日は昼夜の時間が同じになる秋分の日ですが、
長野市篠ノ井にある長谷寺では秋分祭が行われました。
歴史あるお寺ですので、山門や並木もとても立派です。


お祭りというか、フェス?
音楽あり、食べものあり、アートありです。
顔見知りの出展者さん達とお話しつつ、ムスメとぷらぷら歩きます。
や~出展しないって気楽笑

モユ子は小麦喰いなので、色々なパン屋さんを食べ比べます。
びんずる市でお見かけする飯縄のきなりさん、鬼無里のソノマノさん、
上田の木まま屋さん、どれもおいしくてほっぺがおちそうです。
パンの写真はないのかい?と思いの皆様、
残念ながらどれも私のおなかのなかでございます。
なーむー。

天然酵母を使ったパンとか、魔法だよね。
ちょっと固めで、色々なものがぎっしり詰まったパンが大好きです。


ムスメはお絵かきに夢中。
昨日つくったばかりの手ぬぐいエプロンは、さっそく絵の具にやられました。


楽しい三連休は終わり。
明日から、また楽しい日々がはじまります。なんて幸せ。


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Posted by モユ at 00:11Comments(0)景観forest

2013年08月29日

087 ふるさと信州風景百選

毎週水曜日はお茶の日なのですが、
大量にカフェインを摂取するためなかなか寝付けません。。。

そんな訳でたまには景観ネタでも。


長野県でふるさと信州風景百選の募集が行われています。
以前長野市がながの百景を募集しているよーって記事(021)を書いたのですが、
それの長野県版ですね。
(ながの100景は企画倒れしたらしく、市のHPから記載が消えました。。。

ふるさと信州風景百選は平成25年3月に策定されたばかりの長野県農村景観育成方針に基づき行われる事業で、農村風景の魅力を県内外に発信することを目的としています。
応募作品を集めて写真集を作るそうですよ。

「農」をキーワードにしているので、求められている風景のイメージがしやすいですね。


有名どころだとこんな感じかな。
重要文化的景観に指定されている姨捨の棚田です。


安曇野のわさび田も農の風景。

農の風景がなぜ人の心を惹きつけるのかと考えると、

・人々の生活・文化を作り上げてきた根源であるから
・土地・自然との関わりが見えるから
・地域ごとの特色があるから
・四季の変化があり、目にも美しいから
・食べる楽しみにもつながるから
・農業の衰退により、失われつつあるから
             
などが挙げられます。


ふるさと信州風景百選の募集期間は前期と後期に分かれていています。
(前期) 平成25年4月25日(木) から 平成25年9月30日(月)まで
(後期) 平成25年10月1日(火) から 平成26年4月30日(水)まで

一時審査は順次行われているようですが、
長野県内各地でバランスよくセレクトされるでしょうね。
各自治体の対抗戦となるので、作品はたくさん集まりそうです。

今の時期だとトウモロコシ畑やスイカ畑、高原のレタス畑、
もう少しすると水田やりんご畑が狙い目かな?

前期は9月30日までなので、一つ応募してみようと思います('-'*)  


Posted by モユ at 01:20Comments(0)景観

2013年07月27日

077 小布施の町並み

今日はすごい雨でしたね~!
雷の音に娘がビクビクしていたのが、大変かわいらしゅうございました。
ちっちゃい子って大きい音怖がりますよね。
雨は大好きで外に出たがるのに笑

来週もずっと雨が続くそうです。
庭の植物にはありがたいけど、イベントの準備が大変!
植物いじりはどうしても天気に左右されます。

さて、最近はずっとガーデニング系の記事が続いていたので
今日は小布施の町並みについて書きます!


北信にある小布施町は栗と北斎で有名ですが、
人を惹きつける一番の魅力は町並みの美しさです。
小布施町で行われている取り組みは街づくり業界でも有名なんですよ。

建築家の宮本忠長氏と町の老舗企業(小布施堂グループ)が中心となって
1980~87年に行われた町並み修景事業により、
北斎館~小布施堂本店までのエリアが整えられました。
詳しくはこちら

栗の木を敷き詰めて舗装した栗の小径
アスファルトやコンクリートと違って足当たりがやわらかく、ゆっくり歩きたくなる道です。

どのお店も塀や植栽などの外溝を丁寧にしつらえています。
注目どころは石!職人技だわ~


北斎館の前にそびえるメタセコイヤの木は小布施の守り神みたいな存在。
昭和30年前後に中国から移植されたものだそうです。
日本に初めてメタセコイヤが来たのは昭和24年のことなので、
全国的に見ても最古クラスのものでしょうね。


小布施はオープンガーデンが行われている花のまちでもあります。
道路沿いの至る所に花壇があって、歩く人の目を楽しませてくれます。


今の小布施は杏が終わって桃の時期にさしかかる頃かな?
おいしいフルーツや栗菓子を食べつつ、町歩きをして、
ついでに北斎館も覗いてみてはいかがでしょう?
富士山の世界文化遺産登録を記念して「冨嶽三十六景」展が
8月31日まで行われていますよ~


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Posted by モユ at 21:53Comments(0)景観

2013年04月16日

033 臥竜公園の桜

どうもどうも。
昨日今日と、長野は気温が20度を超え、春を通り越して初夏な陽気です。

咲き進むのがゆっくりだった桜も今が満開!
記事020でご紹介した須坂の臥竜公園までお花見に行ってきましたヾ(´▽`)ノ


桜のトンネルが見事です。
さくら名所100選に選ばれてるだけあってどの木も立派。
ただ、多くがソメイヨシノなので、今後は更新が必要となるのかな。


桜の木の下でごはん食べてまったりする風景って、日本の文化を象徴するものですよね。
その場に存在する人も込みで、「文化的景観」だなあと、ふと気付きました。


文化的景観は人間と自然との相互作用によって生み出された景観のことで、
棚田や屋敷林の景観なんかがイメージしやすいのだけれど、
「文化」ってのがキーになるので、良い景観である必要はないんです。
渋谷の雑踏やビル群だって、日本の文化ですから。

うーん。この話をしだすと長くなってしまうので、アレですが、
(なんせ私の卒論テーマですw
景観にハレとケの概念が入るとまた面白くなるなあと気付いたのですよ。うむ。

池に浮かぶ天道虫ボートも文化ヨ!
ある意味お約束ですからね!




臥竜公園の横には百々川(どどがわ)が流れています。
松林とこいのぼり、遠くには北信五岳が見えますよー。


こちらは上流部。空が広くてきもちいい!
お花見でにぎやかなのもいいけど、川辺をぽてぽて歩くのもまた楽し。 



桜が散るまであと少し、めいっぱい春を楽しみたいものです。  


Posted by モユ at 22:26Comments(2)景観

2013年04月05日

027 昭和通りから見る旭山

たまには景観の話もしてみます('-'*)
今日のテーマはアイストップ

英語だとeye-stopです。
景観の世界では建築物や樹木など、人の視線を引きつける役割をもつ対象物を指します。
空間の目印となるものと言うと分かりやすいかな。

道路や公園などで、視線の先にアイストップを置くことにより、
印象的な景観を作り出す効果があります。

シャンゼリゼ通りから見る凱旋門なんかは超有名なアイストップですね。


(大学のときに行ってきました♪



長野は周囲を山に囲まれているので、がアイストップとなる道路が沢山あります。

私のお気に入りは昭和通りから見る旭山の景です。
信号待ちのときに山並みが見えるとほっとしますよね。



昭和通りは長野市役所から長野県庁へと向かう東西の目抜き通りで、
県庁の裏山にあたる旭山がよく見えるのです。
道路が少し北に曲がっているのは、山を意識して?



アイストップになっている旭山の頂上には川中島の合戦の際に
上杉・武田両軍の争奪戦が行われた山城の跡があります。
山の中腹に展望台からは夜景が綺麗に見えるそうですよー。
http://www.furin-kazan.jp/nagano/shiseki/entry/000575.php


街中の幹線道路の電柱はだいたい地中化されているので、
電線に邪魔されず、すっきりとした景観を楽しむことができます。



ちょっと小道に入ると、電線うじゃじゃで残念な感じですが。。
電線は嫌いじゃないけど、眺めのいい場所ではご遠慮願いたい。


善光寺周辺の電柱地中化はだいぶ進んだみたいですが、
細かい生活道路までは手が着けれませんね(。・ω・)   


Posted by モユ at 23:48Comments(0)景観

2013年03月19日

021 ながの百景の募集開始

今日の新聞記事で知ったのですが、
長野市は今年から「ながの百景」事業を始めるそうです。

うちのブログのほうがギリギリ先ですよw危なかったw

長野市は長年、「景観賞」をやっていたのですが、
それは景観的に優れた建物や建造物などをピンポイントで顕彰する、
建築業者へのご褒美みたいなものでした。
26回もやってますが、表彰されるのは商業建築がメインです。

以前ブログで紹介した水野美術館も平成15年度に表彰されてます。




ながの百景は「ふるさと“ながの”の原風景」を募集すると謳っていますが、
面的な風景を選定することは新しい取り組みとして興味深いです。
(ちなみに、今年は10景をセレクトするそうなので、実質的に市の景観トップ10となりますね。

景観は面的な風景の連なりによって成立つものであり、
ひとつふたつの建物が綺麗でも、周囲がダメダメならいい景観とは言えません。
総合的に景観を向上させるために、視点場と視対象を意識した面的な視点は非常に重要!
長野「らしい」風景をセレクトして頂きたいものです。


長野10景を勝手に予想♪

本命
1.善光寺参道
2.松代城下の街並み
3.戸隠神社参道

対抗
4.長野駅前(整備事業に期待をこめて
5.古戦場(ある意味原風景
6.裾花渓谷(自然の景も入れないとね
7.城山から見下ろす長野市内(高いところはひとつは入るはず

モユ推し
8.茶臼山から見下ろす長野市内
8.中央郵便局のあたりから見る旭山
9・丹波島橋から見るアルプス
10・長野オリンピックスタジアム(負の遺産的な意味で★

さ~結果はどうなることやら!?
応募締め切りは6月20日だそうです。私も応募してみよう♪


(原風景というと、住宅地と田んぼと山みたいな、どこにでもある風景がキュンとなるんだけどねー。
(ちなみに、ここのたんぼは宅地開発が決定しているので、来年には無くなります((-д-)
  


Posted by モユ at 21:21Comments(3)景観