公園シリーズ、今日は長野市の
八幡原史跡公園です(=゚з゚=)
ここは川中島の戦いの際に武田信玄が本陣を置いたとされる場所なんです。
大きな駐車場と売店があり、観光客も多く訪れます。
歴史的なことは他のサイト等で詳しく書かれていますので、
今回は
「借景」をキーワードに、園内を紹介します。
借景(しゃっけい)はそのものズバリ、景を借りるという意味で、
遠くの山々を庭や公園の要素のひとつとして取り込むことを指します。
この公園、遠くの山までスッキリ見渡せるんですよ!
なんでか分かりますか?
ど田舎だからという答えは半分正解w
先ほどの写真は矢印の位置から撮影したもので、
池の奥にある帯状の土盛りは千曲川の堤防なんです。
これを利用して余計な要素を排し、視線が抜けるようにデザインされてます。
空間がとても広~く感じますよね!
芝生広場からも山並みばっちり。これぞ借景。
点在する立派な赤松も遠近感を出すのにいい仕事してます。
この公園は1972年(昭和47年)に整備されたものですが、
地形の特性を生かした見事な設計だなあと感心した次第です。
お金のあった時代はすごいで。。
園内のその他の様子も、ゴージャスです。
流れの護岸の石組み、大きな石をぼんぼん使ってる。
夏には水が流れて、水遊びができるかな?
茅葺の東屋が園内に点在してます。
ここら一帯は一面が田畑だったので、茅葺屋根の農家もいっぱいあったのかなあ。
公園に隣接する市立博物館も立派。
設計者は小布施の街並み修景事業等で有名な宮本忠長氏です。
大きな屋根がずんぐりむっくりな感じでラブリー。
ファサードの列柱を足にして夜中に動き出しそうだと思うのは私だけですかそうですか。
そんでね、屋根の上にある銀色の物体からビーム出すんだ。。。
ああっ脱線
脱線ついでに私が愛するおぎのやの釜飯の写真載せときます。
これ、鼻血が出るほどおいしいの。。
群馬県と長野県の境にある横川の駅弁として有名なのですが、公園の近くに長野店があるのです。
■公園DATA
八幡原史跡公園
長野県長野市小島田町 1384-1
面積 8.7ha
駐車場利用時間
・北駐車場 8時30分 ~ 17時00分(夜間閉鎖)
・南駐車場
3月~11月 8時30分 ~ 19時00分(夜間閉鎖)
12月~2月 8時30分 ~ 18時00分(夜間閉鎖)
大きな地図で見る